留学生等を対象とする防災?防犯教室を開催しました。
2024年11月27日(水)、本学にて『外国人留学生等を対象とする防災?防犯教室』を開催しました。
この企画は、多発する地震?水害等の災害や犯罪から、外国人留学生?研究者が自分自身と家族の命を守れるよう、防災?防犯意識の醸成を図ることを目的に開催され、本学外国人留学生21名が参加しました。今年度は、草津市国際交流協会、草津市、草津市の外国人による機能別消防団?女性消防団KFFL分団、湖南広域消防局南消防署、大津警察署、草津警察署の皆様のご協力のもと、講義や訓練を行いました。
前半は、看護第一講義室にて、草津市総合政策部危機管理課による地震や水害等の自然災害に関する講義、滋賀県大津警察署?草津警察署による身近な交通ルール等に関する講義を行いました。続いて、外国人による機能別消防団?女性消防団KFFL分団による活動紹介と簡単な訓練、ハラルにも対応した防災食の試食等が行われました。座学の最後には、湖南広域消防局南消防署の指導のもと、代表学生が実際に日本語と英語で同時通訳を介した119番通報訓練を行いました。
後半は、地震発生を想定した避難訓練を兼ねて屋外に移動し、起震車による地震体験および消火訓練を参加者全員が行いました。地震体験では、最大震度7にもなる強い揺れを体験し、参加者からは「実際にこの震度の揺れが起こったらどうすればよいのか」などの質問がありました。消火訓練では、消火器の使い方等のレクチャーを受けた後、火元に見立てた的と水消火器を使用して消火訓練を行いました。続けて行った搬送訓練では、搬送に使用できるものがないとき、担架や代用物があるとき、それぞれの状況を想定して代表学生5名が搬送訓練を行いました。
訓練前日には県内でも震度3の地震が発生しており、テーマへの関心も高まった状態で、自分たちの身を守るため講義と訓練に真剣に取り組む参加者たちの様子が見られました。また、参加者と講師らが積極的に交流し、留学生が地域の多文化共生コミュニティと繋がるきっかけにもなりました。