虎姫高等学校SSHサマーセミナーを実施しました。
8月17日(水)、18日(木)の両日にわたって虎姫高校の SSH サマーセミナーを実施しました。
当日は、2年生の医学コース希望者18名と、看護学コース希望者18名が、河下教頭他2名の教諭に引率され本学を訪問しました。
最初に、本学の山田副学長から歓迎の挨拶と、今年初めて作った“滋賀医大うちわ”を基に本学の紹介がありました。続いて虎姫高校の河下教頭から本学の協力に対する謝辞を含めた挨拶がありました。
初日は、全体講義として薬理学講座准教授の今村 武史先生から「再生医療の進歩」と題し、また、病理学講座(疾患制御病理学)准教授の伊藤 靖先生から「インフルエンザ(今からインフルエンザに備える)」と題しそれぞれ授業がありました。
午後からは病理学講座(分子診断病理学)教授の杉原 洋行先生から「がんからみた医学」と題し講義室での授業があり、その後、顕微鏡実習室に場所を移して、がんの組織をバーチャルスライドで見学しました。
顕微鏡実習室では、仲山 貴永助教と自主研修中の第4学年 長谷川 慶君に指導してもらいました。
2日目は医学コースと看護学コースに分かれ、それぞれ受講しました。
医学コースでは、生化学?分子生物学講座(再生?修復医学)の小島 秀人教授、寺島 智也准教授他2名の先生方も指導に加わり、ブドウ糖負荷試験を行い、生徒自ら自身の血液を採取し血糖値とインスリン値を調べました。
一方、看護学コースでは、臨床看護学講座(クリティカル)教授の遠藤 善裕先生から「緩和ケア入門」と題し、また、臨床看護学講座(成人)教授の宮松 直美先生から「科学としての看護学-看護研究への誘い-」と題し、スライドやビデオなどを準備して授業が行われました。最後に基礎看護学講座(形態?生理)教授の相見 良成先生から「人体のつくりと働き」と題して授業が行われ、併せてメディカルミュージアムの見学を行いました。
その後、看護学コースの生徒は、看護臨床教育センターを見学し、センターの白石 知子助教や副看護師長の平岡 葉子さんから、若手看護師の教育に使用しているシミュレータについて説明を受けました。